新庄信金さんは地元に根ざした金融機関として、かねてから地域経済にとって有用なプロジェクトに対して積極的にファイナンスを行ってこられました。なかでも山形県・新庄最上地域はバイオマス資源が豊富なことから、バイオマスの有効利用に関わる事業には大きな関心をもっていただいているところです。その一環として、私どものプロジェクトに対しても、「プロジェクトファイナンス」の組成を中心になってまとめていただくなど、多大なご理解とご支援を頂戴しています。今回は若手職員の皆さんを派遣いただいて、私どもの事業に関する理解を深めてもらいました。非常にありがたいことです。いわゆる「リレーショナルバンキング」の好例として、金融機関とファイナンスを受ける企業の双方がお互いに胸を張って誇れる事業になるように、これからもより精進を重ねて参ります。
2011年02月21日
きょうのお客さま <2011年2月19日>
本日(2月19日)の午後、新庄信用金庫さんの若手職員(総勢15名)の皆さんが、私どもの「脱水汚泥燃料化施設」をご視察なさいました。
新庄信金さんは地元に根ざした金融機関として、かねてから地域経済にとって有用なプロジェクトに対して積極的にファイナンスを行ってこられました。なかでも山形県・新庄最上地域はバイオマス資源が豊富なことから、バイオマスの有効利用に関わる事業には大きな関心をもっていただいているところです。その一環として、私どものプロジェクトに対しても、「プロジェクトファイナンス」の組成を中心になってまとめていただくなど、多大なご理解とご支援を頂戴しています。今回は若手職員の皆さんを派遣いただいて、私どもの事業に関する理解を深めてもらいました。非常にありがたいことです。いわゆる「リレーショナルバンキング」の好例として、金融機関とファイナンスを受ける企業の双方がお互いに胸を張って誇れる事業になるように、これからもより精進を重ねて参ります。
新庄信金さんは地元に根ざした金融機関として、かねてから地域経済にとって有用なプロジェクトに対して積極的にファイナンスを行ってこられました。なかでも山形県・新庄最上地域はバイオマス資源が豊富なことから、バイオマスの有効利用に関わる事業には大きな関心をもっていただいているところです。その一環として、私どものプロジェクトに対しても、「プロジェクトファイナンス」の組成を中心になってまとめていただくなど、多大なご理解とご支援を頂戴しています。今回は若手職員の皆さんを派遣いただいて、私どもの事業に関する理解を深めてもらいました。非常にありがたいことです。いわゆる「リレーショナルバンキング」の好例として、金融機関とファイナンスを受ける企業の双方がお互いに胸を張って誇れる事業になるように、これからもより精進を重ねて参ります。
2011年02月18日
加藤紘一先生の朝食会
昨日、久しぶりに加藤紘一先生の朝食会に出席してきました。
会場はいつものホテルニューオータニ。いつものことですが、先生のお話をうかがう前にいただく「お重」に入った朝食の味は秀逸です。もともとの素材と料理の質もさることながら、「きょうはどんな話をなさるんだろう?」という期待感が、目の前の料理に最後の「スパイス」をふりかけているからでしょうね。
昨日の先生のお話の中心は、日本のあるべきナショナリズムのお話を中心に、中国とどのようにつきあっていくべきかに多くの時間が割かれていました。
先生が掲げたナショナリズムとは大きく分けて3つ。
@ 戦うナショナリズム
A 競争するナショナリズム
B 誇りをもつナショナリズム
この順番はプリミティブさの順番でもあります。
「戦うナショナリズム」が一番わかりやすいし、「国民ウケ」を得られやすい。国内での不満を国外にそらすための常套手段としてよくとられますよね。この話のなかで先生があげられたおもしろいたとえが、「権威を失ったオトーサンが権威を取り戻す方法」です。家庭での権威が失墜したオトーサンがとるべき最後の手段は、隣家と争いをすることだそうです。境界争いでもピアノの騒音の苦情申し立てでもなんでもいい。とにかく、隣とケンカして、その最前線にたつこと。そうすることで、家族がまとまり、オトーサンの権威も復活する。一挙両得の政策。ところが、この方法の唯一の弱点は、隣との争いをどうやって収めるかということです。そして、往々にして、その解決策はありません。最後には、どちらかが引っ越すまで争いが続くことになります。
国家間でそれをやってしまうと大変です。国ごと引っ越す訳にはいきませんから、どちらか、あるいは、双方の血を流すか、領土を失うかというギリギリのところにいきつくまで、争いは終わらないということになります。そして、その争いは時として数十年以上におよびこともしばしば。
「こんな危険なナショナリズムを政治が利用してはいかん!」と言外に先生が強調されておられたように感じました。
そういった意味で、尖閣諸島をめぐる政府の対応はいささか稚拙だったのではないかと説明しておられました。領有権争いを前面に押し立てれば、非常に危険なチキンゲームに陥ってしまう危険がある。ましてや、中国は「メンツ」を大事にする国。「メンツ」のためなら、「人民」の命の代償というカードを躊躇なく使ってくる可能性がある国です。そのいい例が、「珍宝島事件」。全面核戦争というソ連側の脅しに、毛沢東が「核戦争で8億の人民が死んでしまっても、こちらにはあと数億人もの人民がいる。この人民全員がゲリラとなって最後の最後まで戦う」と応じたとのこと。本気度が全く違います。
したがって、これからの中国とのつきあい方の要諦は、「決して相手に弱みを見せて及び腰にならないこと」と同時に、「戦うナショナリズムに訴えて尖鋭的にならないこと」だそうです。確かに! 尖鋭的になって拳を振り上げても、それを収めるタイミングが非常に難しいからです。やはり、ここは「アジア的に」、場の空気を読んで、お互いの肚をさぐりあって、最適解を模索するやり方をとるしかないのでしょう、と先生は解説されました。
2番目の競争のナショナリズムは、サッカーの試合で熱狂するとかといった、極めて平和的な「競争」におけるナショナリズムだそうです。最近のアジアカップでの盛り上がりは、健全な意味で国民全体がまとまったいい例ですよね。
最後の誇りのナショナリズムとは、独自の文化に誇りをもつという崇高なナショナリズムです。自国以外の文化にも敬意を表すると同時に、自国の文化も大事にするという心です。個人的な解釈ですが、「岡倉天心」の心に通じるものがあるのでしょうね。
また、先生が最近注目されておられる政治学者をお二方挙げられました。姜尚中 東大教授と中島岳志 北大准教授だそうです。姜尚中先生はよく聞きますが、中島先生は初めてうかがうお名前だったので、少しご著書を読んでみたいと思います。
会場はいつものホテルニューオータニ。いつものことですが、先生のお話をうかがう前にいただく「お重」に入った朝食の味は秀逸です。もともとの素材と料理の質もさることながら、「きょうはどんな話をなさるんだろう?」という期待感が、目の前の料理に最後の「スパイス」をふりかけているからでしょうね。
昨日の先生のお話の中心は、日本のあるべきナショナリズムのお話を中心に、中国とどのようにつきあっていくべきかに多くの時間が割かれていました。
先生が掲げたナショナリズムとは大きく分けて3つ。
@ 戦うナショナリズム
A 競争するナショナリズム
B 誇りをもつナショナリズム
この順番はプリミティブさの順番でもあります。
「戦うナショナリズム」が一番わかりやすいし、「国民ウケ」を得られやすい。国内での不満を国外にそらすための常套手段としてよくとられますよね。この話のなかで先生があげられたおもしろいたとえが、「権威を失ったオトーサンが権威を取り戻す方法」です。家庭での権威が失墜したオトーサンがとるべき最後の手段は、隣家と争いをすることだそうです。境界争いでもピアノの騒音の苦情申し立てでもなんでもいい。とにかく、隣とケンカして、その最前線にたつこと。そうすることで、家族がまとまり、オトーサンの権威も復活する。一挙両得の政策。ところが、この方法の唯一の弱点は、隣との争いをどうやって収めるかということです。そして、往々にして、その解決策はありません。最後には、どちらかが引っ越すまで争いが続くことになります。
国家間でそれをやってしまうと大変です。国ごと引っ越す訳にはいきませんから、どちらか、あるいは、双方の血を流すか、領土を失うかというギリギリのところにいきつくまで、争いは終わらないということになります。そして、その争いは時として数十年以上におよびこともしばしば。
「こんな危険なナショナリズムを政治が利用してはいかん!」と言外に先生が強調されておられたように感じました。
そういった意味で、尖閣諸島をめぐる政府の対応はいささか稚拙だったのではないかと説明しておられました。領有権争いを前面に押し立てれば、非常に危険なチキンゲームに陥ってしまう危険がある。ましてや、中国は「メンツ」を大事にする国。「メンツ」のためなら、「人民」の命の代償というカードを躊躇なく使ってくる可能性がある国です。そのいい例が、「珍宝島事件」。全面核戦争というソ連側の脅しに、毛沢東が「核戦争で8億の人民が死んでしまっても、こちらにはあと数億人もの人民がいる。この人民全員がゲリラとなって最後の最後まで戦う」と応じたとのこと。本気度が全く違います。
したがって、これからの中国とのつきあい方の要諦は、「決して相手に弱みを見せて及び腰にならないこと」と同時に、「戦うナショナリズムに訴えて尖鋭的にならないこと」だそうです。確かに! 尖鋭的になって拳を振り上げても、それを収めるタイミングが非常に難しいからです。やはり、ここは「アジア的に」、場の空気を読んで、お互いの肚をさぐりあって、最適解を模索するやり方をとるしかないのでしょう、と先生は解説されました。
2番目の競争のナショナリズムは、サッカーの試合で熱狂するとかといった、極めて平和的な「競争」におけるナショナリズムだそうです。最近のアジアカップでの盛り上がりは、健全な意味で国民全体がまとまったいい例ですよね。
最後の誇りのナショナリズムとは、独自の文化に誇りをもつという崇高なナショナリズムです。自国以外の文化にも敬意を表すると同時に、自国の文化も大事にするという心です。個人的な解釈ですが、「岡倉天心」の心に通じるものがあるのでしょうね。
また、先生が最近注目されておられる政治学者をお二方挙げられました。姜尚中 東大教授と中島岳志 北大准教授だそうです。姜尚中先生はよく聞きますが、中島先生は初めてうかがうお名前だったので、少しご著書を読んでみたいと思います。
2011年02月11日
管理者に必要な資質とは
古くからの友人である朝倉千恵子さん。株式会社新規開拓のC.E.O.として大活躍されている方です。朝倉さんはご自分の会社のC.E.O.であると同時に、たくさんの営業セミナーの講師として全国を飛び回っておられます。その忙しさは尋常ではありません。その合間をぬって、ブログ、twitter、facebookなどの媒体を最大限活用して、私たちもとても参考になる至言を紹介していただいています。いつも私も参考にさせていただいております。
さて、今日、朝倉さんはfacebookのWallに
朝倉:うるさい、細かい、しつこい上司を誰も好きにはならない。
しかし、そんな上司こそ名軍曹であり、名参謀である。
仲良しグループのリーダーか、嫌いだけどイザとなった時頼れるリーダーかは違う。
と投稿されました。
まさに、その通りと思いました。
ただ、その言葉を私なりに再解釈させていただき、こんなコメントをお出ししました。
光山:確かにおっしゃる通りですね。ただ、「うるさい、細かい、しつこい」上司の態度が感情に任せているだけなのか、それとも深く考えてのことなのかは、多くの部下にとっては、「イザとならない」限りわかりませんよね。だから、上司も「うるさい」だけでなく、「なぜ」を折にふれて伝える必要はあると思います。
すると朝倉さんからは、
朝倉:管理者の任務とは何かを明確に認識している人は
懸命に責務を果たそうとします。
嫌われたくない・・・と言う思いはすべての人に
宿る心です。あえてそれを買って出る人が+今は少なくなっています。
頭ではわかっていてもなかなか出来ることではありませんね。
だからこそ大事です。
というコメントが。
さらに、佐藤さんという方からは、
佐藤:自分の気分のはけ口に『お小言』を言ったり、普段は善き理解者の振りをして、いざ部下が困った時に『それはあなたがやったことでしょ』と逃げるのはNGですよね。ワタクシ、やるべきことやらない時はホントに叱咤します!ただ、うるさ細かく言うだけではなく、なぜ今私がこういう事いうのか説明もします。その先の危険予測も踏まえて説明しないと、小さなミスがやがて大きな取り返しつかないことになりかねませんので・・・。組織は『仲良しクラブ』じゃないんです。
という素晴らしいコメントが。
これらのコメントをいただき、新たに「管理者として資質」について考えを整理してみました。以下の通りです。
管理者に必要な資質は
@自分に与えられた職責の内容と目的をしっかりと理解していること、
A職責の遂行にあたっては自分の感情から極力自由であること、
B職責の遂行にあたってその内容と目的を部下に正確に伝えることができるコミュニケーション能力をもつこと、
の3つに整理できますね。究極の場面、たとえば、戦場においては、上官は任務の遂行のためには時として部下に「死んでくれ!」と同様の命令を下さなければならない場面もあるでしょう。この場合いま挙げた3つの資質を備えた上官でなければ、部下は命令に従うことなどできないと思います。ビジネスではここまで厳しい場面はありませんが、常に心がけておかなければならないことですね。
facebookのやりとりのなかでも自分の考えが整理できるものですね。
さて、今日、朝倉さんはfacebookのWallに
朝倉:うるさい、細かい、しつこい上司を誰も好きにはならない。
しかし、そんな上司こそ名軍曹であり、名参謀である。
仲良しグループのリーダーか、嫌いだけどイザとなった時頼れるリーダーかは違う。
と投稿されました。
まさに、その通りと思いました。
ただ、その言葉を私なりに再解釈させていただき、こんなコメントをお出ししました。
光山:確かにおっしゃる通りですね。ただ、「うるさい、細かい、しつこい」上司の態度が感情に任せているだけなのか、それとも深く考えてのことなのかは、多くの部下にとっては、「イザとならない」限りわかりませんよね。だから、上司も「うるさい」だけでなく、「なぜ」を折にふれて伝える必要はあると思います。
すると朝倉さんからは、
朝倉:管理者の任務とは何かを明確に認識している人は
懸命に責務を果たそうとします。
嫌われたくない・・・と言う思いはすべての人に
宿る心です。あえてそれを買って出る人が+今は少なくなっています。
頭ではわかっていてもなかなか出来ることではありませんね。
だからこそ大事です。
というコメントが。
さらに、佐藤さんという方からは、
佐藤:自分の気分のはけ口に『お小言』を言ったり、普段は善き理解者の振りをして、いざ部下が困った時に『それはあなたがやったことでしょ』と逃げるのはNGですよね。ワタクシ、やるべきことやらない時はホントに叱咤します!ただ、うるさ細かく言うだけではなく、なぜ今私がこういう事いうのか説明もします。その先の危険予測も踏まえて説明しないと、小さなミスがやがて大きな取り返しつかないことになりかねませんので・・・。組織は『仲良しクラブ』じゃないんです。
という素晴らしいコメントが。
これらのコメントをいただき、新たに「管理者として資質」について考えを整理してみました。以下の通りです。
管理者に必要な資質は
@自分に与えられた職責の内容と目的をしっかりと理解していること、
A職責の遂行にあたっては自分の感情から極力自由であること、
B職責の遂行にあたってその内容と目的を部下に正確に伝えることができるコミュニケーション能力をもつこと、
の3つに整理できますね。究極の場面、たとえば、戦場においては、上官は任務の遂行のためには時として部下に「死んでくれ!」と同様の命令を下さなければならない場面もあるでしょう。この場合いま挙げた3つの資質を備えた上官でなければ、部下は命令に従うことなどできないと思います。ビジネスではここまで厳しい場面はありませんが、常に心がけておかなければならないことですね。
facebookのやりとりのなかでも自分の考えが整理できるものですね。
2011年02月09日
社員を「玉」にするのも「石」にするのも経営者次第
最近燃料化プラントの不具合が続いています。
プラントは生き物みたいなもので、不具合が起きるときは同時にあちこちと続けて問題となるものです。
そんなときはプラントを全停止して不具合箇所を修繕してしまうのが手っ取り早いのですが、話はそう簡単ではありません。
私どものプラントは、下水処理場から「毎日」発生する脱水ケーキ(下水汚泥)から固形燃料を生成しています。この「毎日」というのがミソで、プラントを一日でも休んでしまえば、「毎日」発生する脱水ケーキの行き場に困ってしまいます。ひいては、下水処理場を所管する自治体にご迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
したがって、前もって計画しているメンテナンスの時期を除いて、突発的にプラントを止める訳にはいかないのです。
とすれば、不具合の修繕はプラントを動かしながらの作業となります。
非常に気を遣う作業です。
というのも、冒頭述べた通り、私どものプラントは「固形燃料」を製造するという側面もあわせもっているからです。
固形燃料をお使いいただくユーザー様との間で品質規格を定めていることから、「燃料ができればいい」というのは許されません。
ただし、修繕が必要な箇所によっては、固形燃料の性状に直接影響を与える部分もありますので、燃料の品質を変えずに必要箇所を修繕する難しさは想像に難くないと思います。
さらに、今回はバグフィルターという固形燃料の生成過程で生じる粉塵を留め置く「ろ布」の交換作業も伴いましたが、これがまたやっかい。というのも、もともとの原料が下水汚泥ですから、そのニオイは半端なものではありません。
つまり、当社の社員には、劣悪な環境のなかで、製品の品質に影響を与えないように細心の注意を払って作業をしてもらっているのです。
経営者として頭が下がる思いです。
とても感謝しています。
このように当社の社員は全員が「玉」となって、活躍してくれています。
ただ、社員を「玉」にするにも「石」にするのも経営者次第だと思っています。
社員のモチベーションは当然金銭的な報酬に大きく影響を受けますが、それよりも、「自分が会社を通じて社会の役に立っているという自負(矜持)」と「社会に貢献しているという事実を誰かに認めてもらいたい」という欲求の方が強いように思います。
言い換えれば、誰もが「会社に貢献し、自分も向上したい」という根源的な欲求をもっているということです。
経営者の役割は、その社員ひとりひとりの心の奥底にあるこのような「善意の欲求」をうまく引き出すことにあると思います。
一人一人の能力を見極めながら、それぞれが向上したいという気持ちを満たしてあげられるように適所に配置することが大切だと強く思います。
まだまだ至らない部分もたくさんありますが、今後ともこのような姿勢で経営に関わっていきたいと思います。
プラントは生き物みたいなもので、不具合が起きるときは同時にあちこちと続けて問題となるものです。
そんなときはプラントを全停止して不具合箇所を修繕してしまうのが手っ取り早いのですが、話はそう簡単ではありません。
私どものプラントは、下水処理場から「毎日」発生する脱水ケーキ(下水汚泥)から固形燃料を生成しています。この「毎日」というのがミソで、プラントを一日でも休んでしまえば、「毎日」発生する脱水ケーキの行き場に困ってしまいます。ひいては、下水処理場を所管する自治体にご迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
したがって、前もって計画しているメンテナンスの時期を除いて、突発的にプラントを止める訳にはいかないのです。
とすれば、不具合の修繕はプラントを動かしながらの作業となります。
非常に気を遣う作業です。
というのも、冒頭述べた通り、私どものプラントは「固形燃料」を製造するという側面もあわせもっているからです。
固形燃料をお使いいただくユーザー様との間で品質規格を定めていることから、「燃料ができればいい」というのは許されません。
ただし、修繕が必要な箇所によっては、固形燃料の性状に直接影響を与える部分もありますので、燃料の品質を変えずに必要箇所を修繕する難しさは想像に難くないと思います。
さらに、今回はバグフィルターという固形燃料の生成過程で生じる粉塵を留め置く「ろ布」の交換作業も伴いましたが、これがまたやっかい。というのも、もともとの原料が下水汚泥ですから、そのニオイは半端なものではありません。
つまり、当社の社員には、劣悪な環境のなかで、製品の品質に影響を与えないように細心の注意を払って作業をしてもらっているのです。
経営者として頭が下がる思いです。
とても感謝しています。
このように当社の社員は全員が「玉」となって、活躍してくれています。
ただ、社員を「玉」にするにも「石」にするのも経営者次第だと思っています。
社員のモチベーションは当然金銭的な報酬に大きく影響を受けますが、それよりも、「自分が会社を通じて社会の役に立っているという自負(矜持)」と「社会に貢献しているという事実を誰かに認めてもらいたい」という欲求の方が強いように思います。
言い換えれば、誰もが「会社に貢献し、自分も向上したい」という根源的な欲求をもっているということです。
経営者の役割は、その社員ひとりひとりの心の奥底にあるこのような「善意の欲求」をうまく引き出すことにあると思います。
一人一人の能力を見極めながら、それぞれが向上したいという気持ちを満たしてあげられるように適所に配置することが大切だと強く思います。
まだまだ至らない部分もたくさんありますが、今後ともこのような姿勢で経営に関わっていきたいと思います。
2011年02月02日
北国の(立)春
2011年02月01日
書評 宿輪純一「通貨経済学入門」
皆さんのなかで、「なぜ外国為替は変動相場制を採用しているの?」と素朴な疑問をもった方はいらっしゃいませんか。
私が小学生の頃までは1ドルが360円と固定されていました。
昨今のニュースでも、「急激な円高で企業収益が落ち込む」などという話題に事欠きませんが、「そもそも為替が動くからいけないんだ。為替を固定すれば、貿易に係る収益は安定するのに!」と思ったことはありませんか。
私の学生時代からの友人である宿輪純一さんが新刊「通貨経済学入門」(日本経済新聞社)を著しました。
彼は、大学卒業後、大手都市銀行に進み、そこで為替の実務を経験、その後、エコノミストとして大活躍をしている人物です。
経済学の対象は「生きている現実の経済」です。したがって、その方法論を研究するなら実務の裏付けがなくても素晴らしい成果を出すことは可能だと思いますが、政策提言となると、実務の裏付けがなければ「トンデモ論」が出てくることも少なくありません。
この点でいうと、彼は、学生時代に経済学の基礎を習得、その後実務を経験した本格派。彼の主張には無理がないゆえんです。
また、人格的にも非常に包容力があり、リーダーシップもとれる。私が所属していたゼミでも、学年の代表を務めていたくらいですから。
さらに、映画評論家としての顔ももっています。業務が多忙であるにもかかわらず、かなりの数の映画を見ています。そして、どのような映画がヒットするのかを肌感覚で理解しており、そのことが著書の文体にもよく現れていると思います。言い換えれば、読者を一気に引き込む筆力とテクニックをもっているのです。
そんな彼が外国為替に関わる入門書を著しました。それが、本書です。
冒頭であげた疑問を持った方にぜひ読んでいただきたい良書です。
以下にその感想を掲げます。アマゾンのカスタマーレビューに投稿したものが基礎となっています。
------------------------------------
「円高とか円安で損をしたとか得をしたとか聞くけど、そもそも何で外貨って変動するの?昔は1ドル360円って決まっていたのに。ずっと固定でいいじゃない。その方が計算しやすいし、安定しているし」という素朴な疑問を持つ方は非常に多いと思います。
経済的な事象を表象的にとらえれば、「変動相場制を採用しているから「通貨危機」が起こるのだ。なぜなら、通貨危機は急激な為替レートの変動が暴力的に当該国の経済にダメージを与えることにほかならないからだ。固定相場の方がいいのに。何でわざわざ爆弾をかかえているような制度を採用しているのか?」という主張も成り立つかと思います。
本書はそのような疑問や考え方をもった方にぜひ読んでいただきたい良書です。
本書は、タイトル通り、経済学を通貨という切り口で解説するというアプローチをとっています。
そもそも経済学とは、「希少(有限)な資源を使って、いかに効率よく価値を生産し分配していくかを研究する学問」です。そして、その方法論は、私見ですが、大きく分けて2つに分かれていくと考えています。
1つの対象領域は、経済事象をモデルとしてとらえるためのフレームワークを構築する側面です。これをさらに細分化すれば
1 資源配分の問題 (何をどれだけ有効に配分するか?)
2 技術選択の問題 (いかに効率よく生産するか?)
3 分配問題 (いかに公平に果実を分配するか?)
4 社会的意思決定の問題 (誰がどのような過程で意思決定をするか?)
(参考資料:http://keizai.xrea.jp/lec/intro/intro01.html)
の4つに分けられると考えます。
とくに問題1と問題2は「有効性」や「効率性」を最大化する問題に帰着できます。したがって、それらに対する最適な解を得るためには、数学的操作を利用するのが一番の近道です。だから、近代経済学では、人間の経済活動からその本質部分をエッセンスとして抜き出して、数学的親和性をもたせるための工夫がなされています。さらに、抽象化するにあたっては、いったん人間の感情や道徳・価値判断といったものをすべて捨象してしまいます。
しかし、問題3と問題4では、問題1や問題2の過程でいったん捨象した道徳や価値判断が急遽復活してきます。
この4つの側面を考えることによって、経済事象を観察するフレームワークを手にすることができるというわけです。
もう1つの対象領域は、前述のフレームワークを駆使して、現実社会が直面するさまざまな課題に対するソリューションを提供するというものです。
しかし、有用な政策提言をするのは非常に難しい。
なぜなら、ある経済事象を説明するのに、ぴったりな三角定規(さきほどのフレームワーク)などというものは存在しないことがほとんどです。
でも、三角定規をあてはめて、どのように変形すればぴったりあてはまるのかを考えることはさほど難しいことではありません。前に述べたように、近代経済学は数学的な親和性を担保されているからです。
そして、伸ばしたり縮めたりして得られた三角形を、どのようにすれば理想の三角形に再び変形できるかを考えることも、同じ理由(数学的親和性の担保)から、それほど難しくはありません。
経済問題の難しさは、「「理想の三角形」が人によって違うこと」、にあるのです。ある人は「こういう三角形が一番世の中のためになる」といい、また別のある人は「別の形の三角形の方がいいよ」というかもしれません。
それは判断する人の価値観や道徳、感情によって左右されますよね。
だとすれば、基礎理論に習熟しているだけではダメで、現実の経済がどのように動いているか、現場感覚を肌で経験した人でなければ、本当の意味での政策提言などはできないはずです。
本書の切り口は「通貨」。まさに、現実の経済そのものですよね。これまで述べてきた論理をそのままあてはめれば、通貨というフィールドについてきちんとした解説と政策研究ができる人材というのは、「フレームワークたる経済理論をきちんと操作できて、かつ、現実の経済をよく知っていて、かつ、通貨(とくに為替関連業務)に関わる実務を経験している人」ということになります。
著者の宿輪氏は上記要件をすべて備えた逸材。まさに、本書のようなテーマを語らせたら右に出る人はほとんどいないのではないでしょうか。
しかし、上記の要件はあくまでも「必要条件」。良書か悪書かを分ける決定的なメルクマールにはまだなりえません。
では、決定的なメルクマールは何か。
それは、読者のニーズをしっかりと把握し、いわゆる「ツカミ」をしっかりおこなえることだと思います(それもそのはず。宿輪氏は「映画評論家」という側面もお持ちです。ヒットした映画を何百本も見ているそうで、読者への「ツカミ」のノウハウはしっかり身につけておられるのもうなづける)。
このことは本書の目次をご覧になれば一目瞭然。
通常の経済学の入門書とは異質な章立てです。学問的な理論的整合性から生まれてくるべき順序をあえて無視し、読者の理解を助けるという観点から、もっとも説明しやすい順序で章を進めています。
まずは、なぜ「通貨危機」が起きたのか、という誰もが漠然ではあるが問題意識をもっているテーマに真っ正面に立ち向かって、わかりやすく解説していく。この最初の章で通貨に関わる経済問題の鳥瞰図をそれとなく示してくれています。このあたりもニクい演出。そのうえで、読者の知的好奇心を喚起して、通貨危機の深層にある諸問題や諸前提に関して、わかりやすい言葉で軽快に解説しています。
これまであまり通貨に関する基礎知識をお持ちでない方でも、「行きつ戻りつ」型の精読をしなくても、すらすら読み進めていくことができるはずです。それだけ宿輪氏の筆力は絶妙です。すらすら読んでいくなかで、外国為替制度の歴史、変動相場制を採用せざるを得なくなった背景、国際金融のトリレンマ、マンデル=フレミングモデル、などといった経済学部の上級学年が履修するようなテーマについて理解できるようになっているはずです。
そして、最後に今後取るべき通貨制度や政策について触れています。いま話題の人民元についても紙幅が割かれています。
まさに、本書を読めば、現在の外国為替制度について専門家も顔負けの基礎知識が得られること請け合い。
数学的な裏付けのある学問的な精緻性などどうでもいいから、とりあえず「物事の本質」と理解することを目的とする方々には最適な書と考えます。
欲をいえば、できるだけ早い段階で本書の続編を出していただきたいと思います。
本書を読み終えた読者は、必ず「その先を知りたい!」という知的な渇きを感じるに違いありません。
たとえば、「トリフィンジレンマと松井理論が今後あるべき基軸通貨に与える影響」、「人民元にかかわるヘルシュタットリスクを回避するための最適な決済システムはどうあるべきか(人民元をCLSシステムに組み込むことの是非、あるいは、他のPVP決済システムの構築の可否など)」、「東アジア共通通貨制度はどう構築されるべきか」、「電子マネーの普及といった決済制度の技術革新が、フィッシャーの交換方程式に則して、どう信用乗数に影響するのか」などといったホットイシューに関して宿輪氏の解説と見解を聞きたいと思うのは私だけではないはずです。
------------------------------------
ぜひ本書をお読みください。
後日、宿輪さんから、「続編希望」に関わるメッセージをもらいました。
彼曰く、続編で触れてもらいたいというテーマに関しては、すでに『アジア金融システムの経済学』で触れているとのこと。
さっそくこちらも読んでみることにします。
私が小学生の頃までは1ドルが360円と固定されていました。
昨今のニュースでも、「急激な円高で企業収益が落ち込む」などという話題に事欠きませんが、「そもそも為替が動くからいけないんだ。為替を固定すれば、貿易に係る収益は安定するのに!」と思ったことはありませんか。
私の学生時代からの友人である宿輪純一さんが新刊「通貨経済学入門」(日本経済新聞社)を著しました。
彼は、大学卒業後、大手都市銀行に進み、そこで為替の実務を経験、その後、エコノミストとして大活躍をしている人物です。
経済学の対象は「生きている現実の経済」です。したがって、その方法論を研究するなら実務の裏付けがなくても素晴らしい成果を出すことは可能だと思いますが、政策提言となると、実務の裏付けがなければ「トンデモ論」が出てくることも少なくありません。
この点でいうと、彼は、学生時代に経済学の基礎を習得、その後実務を経験した本格派。彼の主張には無理がないゆえんです。
また、人格的にも非常に包容力があり、リーダーシップもとれる。私が所属していたゼミでも、学年の代表を務めていたくらいですから。
さらに、映画評論家としての顔ももっています。業務が多忙であるにもかかわらず、かなりの数の映画を見ています。そして、どのような映画がヒットするのかを肌感覚で理解しており、そのことが著書の文体にもよく現れていると思います。言い換えれば、読者を一気に引き込む筆力とテクニックをもっているのです。
そんな彼が外国為替に関わる入門書を著しました。それが、本書です。
冒頭であげた疑問を持った方にぜひ読んでいただきたい良書です。
以下にその感想を掲げます。アマゾンのカスタマーレビューに投稿したものが基礎となっています。
------------------------------------
「円高とか円安で損をしたとか得をしたとか聞くけど、そもそも何で外貨って変動するの?昔は1ドル360円って決まっていたのに。ずっと固定でいいじゃない。その方が計算しやすいし、安定しているし」という素朴な疑問を持つ方は非常に多いと思います。
経済的な事象を表象的にとらえれば、「変動相場制を採用しているから「通貨危機」が起こるのだ。なぜなら、通貨危機は急激な為替レートの変動が暴力的に当該国の経済にダメージを与えることにほかならないからだ。固定相場の方がいいのに。何でわざわざ爆弾をかかえているような制度を採用しているのか?」という主張も成り立つかと思います。
本書はそのような疑問や考え方をもった方にぜひ読んでいただきたい良書です。
本書は、タイトル通り、経済学を通貨という切り口で解説するというアプローチをとっています。
そもそも経済学とは、「希少(有限)な資源を使って、いかに効率よく価値を生産し分配していくかを研究する学問」です。そして、その方法論は、私見ですが、大きく分けて2つに分かれていくと考えています。
1つの対象領域は、経済事象をモデルとしてとらえるためのフレームワークを構築する側面です。これをさらに細分化すれば
1 資源配分の問題 (何をどれだけ有効に配分するか?)
2 技術選択の問題 (いかに効率よく生産するか?)
3 分配問題 (いかに公平に果実を分配するか?)
4 社会的意思決定の問題 (誰がどのような過程で意思決定をするか?)
(参考資料:http://keizai.xrea.jp/lec/intro/intro01.html)
の4つに分けられると考えます。
とくに問題1と問題2は「有効性」や「効率性」を最大化する問題に帰着できます。したがって、それらに対する最適な解を得るためには、数学的操作を利用するのが一番の近道です。だから、近代経済学では、人間の経済活動からその本質部分をエッセンスとして抜き出して、数学的親和性をもたせるための工夫がなされています。さらに、抽象化するにあたっては、いったん人間の感情や道徳・価値判断といったものをすべて捨象してしまいます。
しかし、問題3と問題4では、問題1や問題2の過程でいったん捨象した道徳や価値判断が急遽復活してきます。
この4つの側面を考えることによって、経済事象を観察するフレームワークを手にすることができるというわけです。
もう1つの対象領域は、前述のフレームワークを駆使して、現実社会が直面するさまざまな課題に対するソリューションを提供するというものです。
しかし、有用な政策提言をするのは非常に難しい。
なぜなら、ある経済事象を説明するのに、ぴったりな三角定規(さきほどのフレームワーク)などというものは存在しないことがほとんどです。
でも、三角定規をあてはめて、どのように変形すればぴったりあてはまるのかを考えることはさほど難しいことではありません。前に述べたように、近代経済学は数学的な親和性を担保されているからです。
そして、伸ばしたり縮めたりして得られた三角形を、どのようにすれば理想の三角形に再び変形できるかを考えることも、同じ理由(数学的親和性の担保)から、それほど難しくはありません。
経済問題の難しさは、「「理想の三角形」が人によって違うこと」、にあるのです。ある人は「こういう三角形が一番世の中のためになる」といい、また別のある人は「別の形の三角形の方がいいよ」というかもしれません。
それは判断する人の価値観や道徳、感情によって左右されますよね。
だとすれば、基礎理論に習熟しているだけではダメで、現実の経済がどのように動いているか、現場感覚を肌で経験した人でなければ、本当の意味での政策提言などはできないはずです。
本書の切り口は「通貨」。まさに、現実の経済そのものですよね。これまで述べてきた論理をそのままあてはめれば、通貨というフィールドについてきちんとした解説と政策研究ができる人材というのは、「フレームワークたる経済理論をきちんと操作できて、かつ、現実の経済をよく知っていて、かつ、通貨(とくに為替関連業務)に関わる実務を経験している人」ということになります。
著者の宿輪氏は上記要件をすべて備えた逸材。まさに、本書のようなテーマを語らせたら右に出る人はほとんどいないのではないでしょうか。
しかし、上記の要件はあくまでも「必要条件」。良書か悪書かを分ける決定的なメルクマールにはまだなりえません。
では、決定的なメルクマールは何か。
それは、読者のニーズをしっかりと把握し、いわゆる「ツカミ」をしっかりおこなえることだと思います(それもそのはず。宿輪氏は「映画評論家」という側面もお持ちです。ヒットした映画を何百本も見ているそうで、読者への「ツカミ」のノウハウはしっかり身につけておられるのもうなづける)。
このことは本書の目次をご覧になれば一目瞭然。
通常の経済学の入門書とは異質な章立てです。学問的な理論的整合性から生まれてくるべき順序をあえて無視し、読者の理解を助けるという観点から、もっとも説明しやすい順序で章を進めています。
まずは、なぜ「通貨危機」が起きたのか、という誰もが漠然ではあるが問題意識をもっているテーマに真っ正面に立ち向かって、わかりやすく解説していく。この最初の章で通貨に関わる経済問題の鳥瞰図をそれとなく示してくれています。このあたりもニクい演出。そのうえで、読者の知的好奇心を喚起して、通貨危機の深層にある諸問題や諸前提に関して、わかりやすい言葉で軽快に解説しています。
これまであまり通貨に関する基礎知識をお持ちでない方でも、「行きつ戻りつ」型の精読をしなくても、すらすら読み進めていくことができるはずです。それだけ宿輪氏の筆力は絶妙です。すらすら読んでいくなかで、外国為替制度の歴史、変動相場制を採用せざるを得なくなった背景、国際金融のトリレンマ、マンデル=フレミングモデル、などといった経済学部の上級学年が履修するようなテーマについて理解できるようになっているはずです。
そして、最後に今後取るべき通貨制度や政策について触れています。いま話題の人民元についても紙幅が割かれています。
まさに、本書を読めば、現在の外国為替制度について専門家も顔負けの基礎知識が得られること請け合い。
数学的な裏付けのある学問的な精緻性などどうでもいいから、とりあえず「物事の本質」と理解することを目的とする方々には最適な書と考えます。
欲をいえば、できるだけ早い段階で本書の続編を出していただきたいと思います。
本書を読み終えた読者は、必ず「その先を知りたい!」という知的な渇きを感じるに違いありません。
たとえば、「トリフィンジレンマと松井理論が今後あるべき基軸通貨に与える影響」、「人民元にかかわるヘルシュタットリスクを回避するための最適な決済システムはどうあるべきか(人民元をCLSシステムに組み込むことの是非、あるいは、他のPVP決済システムの構築の可否など)」、「東アジア共通通貨制度はどう構築されるべきか」、「電子マネーの普及といった決済制度の技術革新が、フィッシャーの交換方程式に則して、どう信用乗数に影響するのか」などといったホットイシューに関して宿輪氏の解説と見解を聞きたいと思うのは私だけではないはずです。
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ぜひ本書をお読みください。
後日、宿輪さんから、「続編希望」に関わるメッセージをもらいました。
彼曰く、続編で触れてもらいたいというテーマに関しては、すでに『アジア金融システムの経済学』で触れているとのこと。
さっそくこちらも読んでみることにします。
2011年01月28日
お詫び...
当社で製造した固形燃料をジェットパック車でユーザーさまへ納めさせていただいてから2日目。
昨日も納入に担当者を伺わせました。
ユーザーさまからも「まだ慣れていないだろうから」とお気遣いをいただき、ご担当がわざわざお時間を作ってくださって、寒い冬の夜空の下で立ち会ってくだったのです。
ところが。
お恥ずかしながら、担当者がまだジェットパック車の操作に十分習熟していなかったために、前回の倍以上の時間がかかってしまい、ご迷惑をおかけしたようです。この報告は出張から帰る新幹線のなかで受けました。
ジェットパック車は固形燃料をある程度の圧力をかけてユーザーさまのタンクへ圧送するしくみをとっています。したがって、事故には十分気をつけるようにと担当者には何度も念押しをしたまではよかったのですが、念押ししすぎたせいで逆に萎縮してしまい、頭に入っていたはず手順がすっかり飛んでしまったのが実情のようです。
また、初日の納入が順調だったことで、「担当者の習熟度も十分だ」と、私自身も油断していたのかもしれません。
いずれにしてもお客さまにご迷惑をおかけしたことは事実。
今後はこのようなことがないように社員一同気を引き締めて業務にあたるようにします。
本当に申し訳ございませんでした。
次回の納入からしばらくの間、複数の担当者で納入に伺わせるように万全の体制をとっていきたいと思っています。
また、私自身も次回の納入には最初から最後まで立ち会って、きちんと業務が遂行できたことを確認させていただきます。
今後もより高い水準の業務遂行を実現すべく、社員全員が意識を1つにして精進してまいります。
昨日も納入に担当者を伺わせました。
ユーザーさまからも「まだ慣れていないだろうから」とお気遣いをいただき、ご担当がわざわざお時間を作ってくださって、寒い冬の夜空の下で立ち会ってくだったのです。
ところが。
お恥ずかしながら、担当者がまだジェットパック車の操作に十分習熟していなかったために、前回の倍以上の時間がかかってしまい、ご迷惑をおかけしたようです。この報告は出張から帰る新幹線のなかで受けました。
ジェットパック車は固形燃料をある程度の圧力をかけてユーザーさまのタンクへ圧送するしくみをとっています。したがって、事故には十分気をつけるようにと担当者には何度も念押しをしたまではよかったのですが、念押ししすぎたせいで逆に萎縮してしまい、頭に入っていたはず手順がすっかり飛んでしまったのが実情のようです。
また、初日の納入が順調だったことで、「担当者の習熟度も十分だ」と、私自身も油断していたのかもしれません。
いずれにしてもお客さまにご迷惑をおかけしたことは事実。
今後はこのようなことがないように社員一同気を引き締めて業務にあたるようにします。
本当に申し訳ございませんでした。
次回の納入からしばらくの間、複数の担当者で納入に伺わせるように万全の体制をとっていきたいと思っています。
また、私自身も次回の納入には最初から最後まで立ち会って、きちんと業務が遂行できたことを確認させていただきます。
今後もより高い水準の業務遂行を実現すべく、社員全員が意識を1つにして精進してまいります。
2011年01月26日
ジェットパック車による固形燃料納入立ち会い
念願のジェットパック車が納車されてから5日目。
この車を使って初めてご利用先に固形燃料を納入させていただきました。
初納入ということで、今日は私も納入に立ち会いました。
おかげさまで何のトラブルもなく、スムーズに納入が完了しました。
初納入の様子を以下の写真でご覧ください。

ユーザーさまから固形燃料の貯留ホッパーへの投入方法について詳しくご説明をいただいています。

ご説明いただいた手順をしっかりと確認!

ジョイントがきちんとつながりました。投入開始です。何の問題もありません。投入はスムーズです。

順調。順調。

広いヤードですね。

ほんとうに広いヤードです。

ジェットパック車でありながらダンプアップするんです。これによって投入効率が倍増します。

車両前部から撮った写真です。
前の記事にも書きましたが、動作は機敏で、中古車でありながら全く新車と遜色がありません。
この車を使って初めてご利用先に固形燃料を納入させていただきました。
初納入ということで、今日は私も納入に立ち会いました。
おかげさまで何のトラブルもなく、スムーズに納入が完了しました。
初納入の様子を以下の写真でご覧ください。
ユーザーさまから固形燃料の貯留ホッパーへの投入方法について詳しくご説明をいただいています。
ご説明いただいた手順をしっかりと確認!
ジョイントがきちんとつながりました。投入開始です。何の問題もありません。投入はスムーズです。
順調。順調。
広いヤードですね。
ほんとうに広いヤードです。
ジェットパック車でありながらダンプアップするんです。これによって投入効率が倍増します。
車両前部から撮った写真です。
前の記事にも書きましたが、動作は機敏で、中古車でありながら全く新車と遜色がありません。
2011年01月25日
ジェットバック車 続報
2011年01月24日
ジェットパック車がついに納車
長年の懸案だった「ジェットパック車」がついに先週末に当社に納車されました。
「ジェットバック車」って何?と思われた方も多いことでしょう。
その前に、実際に納車されたジェットパック車の写真から。




ご覧いただいた通り、ジェットパック車はタンクローリーみたいな形をしていますね。
でも、運ぶのは液体ではありません。固体、とくに粉粒体状のモノを運ぶクルマなのです。
今後当社ではこのクルマを使って、下水汚泥等から製造した固体燃料をご利用先に運びます。
以前の記事(2008.7.7付け「バイオソリッドエナジーって何をする会社?」)でも述べた通り、当社は、公共下水処理場などから発生する脱水汚泥を造粒したのち、木チップを主燃料としたボイラーによって得られた熱風で乾燥させることでペレット状の固形燃料を生成して、カーボンニュートラルな燃料として販売する会社です。この固形燃料ですが、水分が大敵です。それもそうですよね。燃料として使うためにわざわざ木チップのエネルギーを使って水分をとばしているのに、使う前に水分を吸ってしまっては元も子もありません。ですから、輸送中も雨などから固形燃料を守る必要があるのです。そこで、ジェットバック車の登場というわけです。
この頑丈なタンクが、固形燃料を雨や風などから守ってくれるのです。
そして、お使い先の燃料貯留ホッパーに安全に、そして、迅速に、空気圧送して納入完了です。
このカーボンニュートラルな固形燃料は、いま「有価」(いわゆる「逆有償」ではありません。「逆有償」に関しては、稿を改めてご説明しますね)で複数の製紙工場でお使いいただいています。そして、お使い先の工場までは、これまでは外部の運送業者に運搬を委託しておりましたが、運送コストを引き下げるために自社運送に切り替えたというわけです。
運送コストが下がった秘密は、今回購入したクルマの価格にあります。
通常、ジェットパック車を新車で購入すると一台2000万円以上します。
今回は、中古でいい掘り出し物を見つけたので、購入コストはその4分の1程度。
写真の通り、見てくれはちょっと古いですが、その動作は新車と遜色がありません。まだまだ現役です。
「探してみればあるもんだ」というのは本当ですね。
明日からは、このクルマで固形燃料を安全にお使い先まで運送します。
「ジェットバック車」って何?と思われた方も多いことでしょう。
その前に、実際に納車されたジェットパック車の写真から。
ご覧いただいた通り、ジェットパック車はタンクローリーみたいな形をしていますね。
でも、運ぶのは液体ではありません。固体、とくに粉粒体状のモノを運ぶクルマなのです。
今後当社ではこのクルマを使って、下水汚泥等から製造した固体燃料をご利用先に運びます。
以前の記事(2008.7.7付け「バイオソリッドエナジーって何をする会社?」)でも述べた通り、当社は、公共下水処理場などから発生する脱水汚泥を造粒したのち、木チップを主燃料としたボイラーによって得られた熱風で乾燥させることでペレット状の固形燃料を生成して、カーボンニュートラルな燃料として販売する会社です。この固形燃料ですが、水分が大敵です。それもそうですよね。燃料として使うためにわざわざ木チップのエネルギーを使って水分をとばしているのに、使う前に水分を吸ってしまっては元も子もありません。ですから、輸送中も雨などから固形燃料を守る必要があるのです。そこで、ジェットバック車の登場というわけです。
この頑丈なタンクが、固形燃料を雨や風などから守ってくれるのです。
そして、お使い先の燃料貯留ホッパーに安全に、そして、迅速に、空気圧送して納入完了です。
このカーボンニュートラルな固形燃料は、いま「有価」(いわゆる「逆有償」ではありません。「逆有償」に関しては、稿を改めてご説明しますね)で複数の製紙工場でお使いいただいています。そして、お使い先の工場までは、これまでは外部の運送業者に運搬を委託しておりましたが、運送コストを引き下げるために自社運送に切り替えたというわけです。
運送コストが下がった秘密は、今回購入したクルマの価格にあります。
通常、ジェットパック車を新車で購入すると一台2000万円以上します。
今回は、中古でいい掘り出し物を見つけたので、購入コストはその4分の1程度。
写真の通り、見てくれはちょっと古いですが、その動作は新車と遜色がありません。まだまだ現役です。
「探してみればあるもんだ」というのは本当ですね。
明日からは、このクルマで固形燃料を安全にお使い先まで運送します。
